本書は「子は親の鏡」という詩を解説していて
親としての在り方
恋人や友人、職場でよい関係を築く
そんなヒントが分かる本となっています。
読むまで知らなかったのですが…
なんと天皇陛下が愛子さまの子育て中に読まれ
記者会見の際に朗読されたこともあるようです。
そして、22ヶ国語に翻訳されていて
世界中で愛読されています。
子どもを励まし、許し、誉めること。子どもを受けとめ、肯定し、認めること。誠実とやさしさと思いやりを身をもって示すこと―それが親の役目です。子どもは誰の子であろうとも、皆、このような親を必要としているのです。
引用:子どもが育つ魔法の言葉
この文章に、この本のエッセンスが詰まっていますね。
愛情とは
愛情というと、抽象的で曖昧な表現で
人によっては解釈や表現方法が違います。
本書では、愛が3つの柱で支えられているとし
その三つとは、子どもを認め、信じ、思いやることです。欠点も含めた全存在を受け入れ、愛してくれる親というものが、子どもにはぜひとも必要なのです。子どもは、そのように愛されることによって、人を愛することを学ぶのです。
引用:子どもが育つ魔法の言葉
私自身は
親が子どもを認め、信じ、思いやることで愛情を感じ
子どもが他の人を認め、信じ、思いやることができるのかな
と読み取りました。
この本で皆さま自身の愛情の解釈を増やして
今まで以上に子どもに愛情をもって関わることが
できるのではないでしょうか。
子どもの欠点を見てしまう
ついつい子どもの欠点に
目がいくことがありますよね?
もちろん、子どものことを心配するのは
親であれば当たり前かもしれません。
親の務めは、その子の個性を認め、長所を伸ばすことです。その子の欠点にばかりに目を向けていたら、お互いに何もよいことはありません。
その子が何を望み、どんな悩みを抱えているのか、学校生活や日常生活で何を感じ何を考えているのか、わたしたち大人は、子どもの話に真剣に耳を傾けなければなりません。
また、親自身が自分の欠点も長所も全てそのまま素直に受け入れている人であれば、子どもはそんな親の姿から様々なことを学ぶことができます。
引用:子どもが育つ魔法の言葉
子どもの欠点にばかり目がいってしまうと
子どもは自分を否定されていると感じるでしょう。
子どもの声に耳を傾けて
自身の欠点を改善したいという思いがあれば
それを全力でサポートするのが
親の務めなのかと
娘はまだ3歳なので
スポーツや勉強面で悩んでいる
ということはなさそうですが…
今後も娘の話にしっかりと耳を傾ける
そんな姿勢を忘れないようにしていきます。
社会人にも応用できる
本書を読んでいると
職場や友人関係でも応用できる
と感じました。
上司や同僚の欠点にばかり目がいく
友達の言動や行動に腹が立つ
同僚や友達に対して
自分の子どものように全てを受け入れるのは
難しいかもしれませんが
腹が立つときには少し立ち止まって
他人の欠点に目がいってしまう自分に
気付くことからでもよいのではないでしょうか?