「子育てには、正解があります。」
という大胆なキャッチコピーを掲げている本書。
20年以上日本と海外の教育現場を見てきた著者が
日本と世界の教育を比べて
育児における実践的な内容を紹介してくれています。
本の内容を少しだけ引用して、私が感じたことを紹介していきます。
![]() | 価格:1650円 |

6歳までは母親が主役!?
6歳までの子育ては母親が主役であると
はっきりと書かれています。
子どもが心の土台(情緒や性格の方向性)を形成する6歳までは、子育ての主役は母親になります。子どもの自言をつくるのは「愛されている」という実感であり、これは母親によるスキンシップがもっとも効果的だからです。
(中略)母親でなくてもできる家事の雑用は、父親ができるかぎりサポートしてあげてください。
一方、子どもが大きくなってきたら、徐々に父親の役割も増えていきます。
引用:世界標準の子育て
主役は母親。
父親の皆さま、胸が痛いですよね…
でも何となく感じているんじゃないでしょうか?
かくいう私も日々感じております
私が子どもを抱っこして慰めていても
近くに妻がいれば手を伸ばして抱っこを交代してもらったり
日常の中で妻に敵わないと思いしらされることが数多くあります。
子育てを妻に丸投げしたほうが良いという事ではありません。
母親も子育てから少し離れてひと息する時間が必要なこともあるでしょう。
父親ができること、それは
「母親が子どもに愛情を注げるよう、全力でサポートすること」
育児の主役は母親でも、家事の主役は父親でも担えます。
ただ褒めるだけではいけない
子どもを褒めることは沢山ありますが
その「褒め方」を見つめ直す機会になりました。
アメリカ人は「自分の意志で行動できた→褒める=自立を促す」なのです。
一方、日本人の子育ては「協調性のある子に育てる」「行儀のいい子に育てる」という「しつけ」目的が根底にあります。(中略)
日本人は「言うことを聞けた→褒める=従順を促す」です。
引用:世界標準の子育て
子どもを褒めるときを思い返して下さい。
「言うことを聞けて偉いね」
「我慢できてえらいね」などと
親や社会の都合で褒めていないでしょうか?
もちろん、周りに迷惑をかけないことも大事ですが
親の都合の良いことばかりで褒めていると
子どもの自立心や自信が育ちにくい。
子どもの自立心や自信を育てるためにも
自分で靴を履けたり、片付けをした時など
子どもの小さなチャレンジを見逃さないようにしていきたいですね。
とてもおもしろい本で長くなりそうなので
何回かに分けて感想を書いていこうと思います。
ぜひ読んでみて下さい。